経血トレーニングのススメ
講習会に参加してくれる10代の女の子は、それはそれは真剣に聞いてくれます。大人以上と言ってもいいくらい!その真剣な眼差しから、まだ生理に慣れていなかった頃の自分を思い出しました。
*初潮になったばかり
*今までのと全く違う日
*疑問がいっぱい
*不安でいっぱい
前回のブログに引き続き、そんな10代の生理の悩みにお答えします。
初潮が始まる前から急にショーツに付き始める白いものの正体は《おりもの》です。
女性性器の周りや膣の中は、外敵ウィルスから身体を守るために、粘膜で覆われています。鼻の穴の鼻水や、口の中の唾液と同じです。
その粘膜が古くなると、トロッと外に排出され、新しい粘膜で覆われます。このトロッと出てくるのが《おりもの》です。
《おりもの》は女性なら必ずあるのもです。もちろん量には個人差はあります。ショーツや洋服の上からでも、鼻を突くような臭いがするようなら、念のために病院に診てもらってもいいかもしれませんが、本来誰でもショーツに付くくらい《おりもの》は出るものです。
初潮がきても、閉経後でも、《おりもの》は出ます。でも初潮がくる前後は、特に多い時期です。それは急激に身体が変化する時だからです。女の子の身体から妊娠出産が出来る女性の身体への変化。
《おりもの》だけではなく、この時期は他にもたくさんの変化があります。
*胸が膨らむ
*お尻が大きくなる
*身体全体に丸みがでる
女性ホルモンが活性化し、女性らしい身体に変化します。
女性ホルモンが活性化することによって、粘膜の分泌も増えるため、少女から大人の女性に身体か急激に変化する初潮前から、初潮後数年間は、《おりもの》がとても多い時期となります。
生理周期が落ち着いてくる数年後には、《おりもの》が多い時期も、排卵日や生理直前と落ち着いてきます。
下着が汚れることが気になる時は、布製のライナーがお勧めです。市販のパンティーライナー(おりものシート)を使うと、女性性器を覆っている粘膜を吸うため、さらにおりもの(厳密には出過ぎた粘膜)が増えます。鼻や口の中と同じように、常に粘膜で湿っているところなので、吸収するものはあてずに、下着と同じコットンの布ナイナーを着けることをお勧めします。〈おりものについてもっと詳しく〉